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MH Plusの使用方法は Easy Nomal Hard Extra の4つに区分されます。
・Easy
MH Plusを最小構成で使用する方法です。高い精度は期待できませんが誰でも使用できる難易度で、ローコストに導入できます。
・Nomal
MH Plusの基本的な使用構成で、ホリゾンタルインジケーターとコネクションデバイスType B で2点接触水平設定を行います。金属線の接触域の観察では小数点第一でもすき間として見えるのでエラー認知の感度が高く、精度の高いトランスファーが期待できます。実体咬合器・CAD/CAM機器のどちらで作業するか選択することができます。
・Hard
ホリゾンタルインジケーターでの平面指定が顔貌に適切か画像分析により判定し、必要に応じてType C によるトランスファー角度修正を行う方法です。歯科医師側で適切な撮影角の写真撮影が求められ、技工士側では画像分析の技術と緻密な作業が必要です。難易度は高いですが、審美平面と補綴装置の調和にハイレベルなアプローチが可能です。
・Extra
顔貌観察方向とトランスファー角度を水平・矢状両面で一致させる方法です。歯科医師はホリゾンタルインジケーターでの水平指定と共に、レベライザーを使用して頭位が地上水平に対してどの角度を示すかを測定します。歯科技工士側では水平指定を画像分析し、レベライザーによる矢状角度を観察方向の一致に利用するか、用途に応じて変更する応用技術が求められます。また、仮想顆頭間距離・前方基準点~切縁距離・仮想顆頭点~切歯点距離を利用して審美平面を優先したフェイスボウトランスファーに近似する環境を構築するハイエンドな技術者層に利用されるステージです。