社内勉強会成果発表作品 その1ー①
平成27年度(昨年の4月から今年の3月まで)の1年間で、生産各課で本当に多くの勉強会が開催されました。
その勉強会の成果発表をシリーズにして、ご紹介して行きたいと思います。
まず、第1回目は大通ラボの皆さんが、新人の木戸 笑里さんの歯牙彫刻のトレーニングを応援するために、半年間かけて造形した 透明人間ならぬ 透明レジンで造った「スカル」に、木戸さんを中心に先輩社員も加わって、歯牙彫刻した28本のカービングを、このスカルに排列して上下が噛み合うところまで、見事に咬合を再現してしています。(^_-)-☆
このスカル製作を考案した、米塚新課長代理にコメントを寄せていただきました。
札幌デンタルでは新入社員にカービング訓練を行っています。
年度末には全社員に対して作品が公開され、最も優秀な作品は褒賞の対象にもなります。
結果を明確にして差別化を図ることは、競争力を成長させる意味でも、とても重要であると考えています。
でも、その過程で感じるであろう努力に対する苦労は、みんな同じようなものではないでしょうか?
その経験を忘れないように形に残し、その作品を見ることで、いつでも思い出すようにしたいと考えました。
また、新入社員だけが努力するのもおかしな話です。
先輩がそれ以上の努力と苦労をしなくて、誰が納得できるのか?
そう思って、1年間で達成可能な考えつく限りの難しい挑戦をしようとした結果、こんなトンデモナイものが出来上がりました。
仕事の片手間に製作し、先輩が頭骸骨モデル完成までに6ヶ月、新入社員がカービングに6ヶ月かかり、後半は排列と最終仕上げまで、なんとか年度末の期日までには間に合わせることが出来ました。
当初の目的は果たされ、この作品を見ると戦いの日々と酸っぱいものが込み上げてきます。
日々、立ち位置の差があるところから、「努力しろ!」などと人に言っていないだろうか。
人に成長して欲しければ、まず自分自身が一番苦労するべきで、その前提で一緒に歩むべきだと思うのだが。
楽じゃないですけどね。(^_-)-☆
米塚 (技工歴15年)