平成28年度「チームワークで新人育成」大通ラボ
新入社員の定居さんの新人育成の一環で、今年も大通ラボの皆さん頑張ってくれました。
先輩社員からも温かい励ましや、お褒めのメッセージをよせてくれたので、あわせて紹介させていただきます。(^_-)-☆
大通ラボでは28年度も何か皆で作ってみようということになりました。
色々考えたのですが、決めた内容は
①上下顎28本、歯根付きレジンカービング(消費期限切れのレジンを使う)
②内部構造あり+インターナル/エクスターナルステイン
③歯根付きレジンカービングの大きさは70%に縮小したものにする
④排列は右側1歯2歯、左側1歯対1歯とする
⑤顎骨モデルをクリアで製作し、これに対して各歯は着脱可能なものとする
⑥上下顎顎骨モデルは金具で連結固定され、矢状顆路角約30°側方顆路角約15°程度で可動し、ディスクルージョンするものとする
⑦上下顎右側はデンチャーステインテクニックでガム色を再現する
という項目になります。
やや難しい内容ですが、困難なことに挑戦することで技術も人も磨かれるものです。
良いものを作るのに必要なことは自己研鑽と人との協力関係を作ることにあります。
新社会人になった方々にはまずそれを学んで頂きたいという想いからこれを作ろうと計画し、
結果、新人の定居さんは大きく成長し、私は少し痩せました。笑
がんばったね!定居さん! 米塚
私達の身のまわりにある物は大概複数の工程を経て出来上がっています。
良いものを作るには物理、化学的によく考えられた工程と、それを作る人との協力が必要です。
自分自身が全てを作ることが出来るのであれば、単に自己研鑽で済むでしょうが、何かしらの人の力を借りている限りでは、物事と協調する術を学ぶことが重要と思っています。
今年度製作したものは一見派手なものですが、それは大して重要ではなく楽しみながら協力して一つのものを作り上げられたことが喜びです。窪田
今回は大臼歯部2本製作させて頂きました。
各自それぞれの部位をバラバラに製作したので、色調やバランスを整えるのが大変だったのではないかと思います。
完成作品を見ると素晴らしいものが出来上がったので、これに参加することが出来、とても嬉しく思います。近江
今年の作品は去年とは逆に小さいものにしました。
腕時計のケースに収まる程の大きさで持ち運びしやすいため、会社のイベント等で皆様に見て頂きやすい形にしてあります。
新人にも、「仕事とはまた一味違う楽しめるような技工の勉強」をコンセプトに頑張ってもらいました。八重樫
まずは完成出来たことがとてもうれしいです。
私が担当した部位は、上顎左右側切歯でした。
製作して難しく思ったことは、いつも製作しているものよりも、サイズが小さいので細かな形態を付けるのに苦労しました。
また隣在歯との形、大きさ、色のバランスをとるのが難しかったと思います。
ですが、この作品に楽しみながら参加することが出来ました。
ありがとうございました。高木
レジン築盛、形態修正、ステインを楽しみながら技術を体験できました。
縮小されたカービングでは、歯の特徴を再現するのが難しく、歯冠形態を再確認するいい機会になったと思います。長井
前回の時は参加できなかったので今回はみんなと作り上げられて良かったです。
久々のカービング、初めてのレジンカービング。初心を思い出すことができて良い機会になりました。半田
今回カービングとガム模型をレジンで製作するという事で、前回は石膏カービングだった為とても難しかったです。
レジンカービングだと歯牙形態はもちろんのこと、色調も考慮しなければならないため、私自身、勉強をしながらの製作になりました。
また、ガム模型に関しては今まで製作した事がなかったため、先輩に教えていただきながら製作しました。木戸
最後に、新人の定居さんからの感想文で締めたいと思います。(^_-)-☆
今回はレジンカービングは、歯根、内部構造、ステインと学生の頃の想像と全く違うものでした。
内部構造の形態を表現する事や、ボディとエナメルのバランスに苦戦し、色が出せなかった時のもどかしさと、納得のいくものが出来上がった時の達成感は忘れられません。
お力を貸して下さった先輩方ありがとうございました。技術力は勿論ですが、発想力の豊かさや向上心の高さにも心打たれました。
最後まで投げ出さずに取り組むことが出来たのは、そのような先輩方が支えて下さったおかげです。
本当にありがとうございました。定居
最後までお読みくださりありがとございました。m(__)m