大通ラボ 課内勉強会 第2回目
2019年10月23日
2019年10月5日(土)大通ラボ課内勉強会の第2回目を開催しました。
引き続きテーマは「咬合」です。
事前に一回目の復習を兼ねてテストを行っていたので、その結果から考えられる理解の不足している部分に、スポットを当てる内容となります。
当日、プロジェクターの調達がままならず、今回はハンズオン無しの座学となりました。
本来ならフェイスボウトランスファーの復習もしたかったのですが、一番の難関で理解が不足しているところが、サイドシフト関連のところでした。
具体的には
① Lundeenによる側方顆路の分析から読み取る人の顎の動きとは?
② ISS・PSS・ベネット角のそれぞれの定義や平均値について
③ ISSは咬合面にどのような影響を及ぼすのか? 咬頭干渉と側方圧、咬合性外傷について
④ ISS量とはどのように決定されるのか?
⑤ Guichetによるサイドシフトの5分類とは?
後半は前回復習ではなく、下顎位について整理しています。
① 目指すべき下顎位とは?
❶中心位、❷顆頭安定位、❸咬頭嵌合位、の定義を覚える。
② ポッセルトフィギアからイメージする「ロングセントリック」「ポイントセントリック」とは?
③ 今回のまとめ
・時々「高い!」「調整が多すぎる!」と云うイレギュラーメッセージに対する、原因をどのように分析するか?
・顎関節の「遊び」に由来する認識しづらいエラーを理解し、それらをDrと共有しながらコミュニケ―ションをとるために、さらに勉強を進めていこう!と云う内容でした。
後日、参加者からの手書きのレポートを見てみると、サイドシフトに関する難解な部分がかなり理解できた! あるいは、明確に理解できた! と云う反応だったので、本勉強会を企画して良かったと感じています。報告:Y